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お台場のイメージ

日本地図で見る東京は、たいして広い面積を有しているように見えないが、いざ自分の足で歩いてみるとさまざまな発見があり、やはり東京は広いなと思わせてくれる。
僕はよく下町などを歩くが、あれはあれで趣があって散歩には向いている。
ゆっくりと時間が流れる感じが、なんとも心地良い。

しかし、広い東京を見回してみると、散歩に適した場所はほかにもいろいろあって、お台場なんかに足を運んでみると、東京にはいろんな顔があるなと思う。
今年はスカイツリーが大きな注目を集めたので、若干、影が薄い感じもあるかもしれないが、ダイバーシティのオープンも大々的なものだった。
中には足を運んだという人もいると思う。
ダイバーシティのシンボルのような大きなガンダム、当時とても話題を呼んだ。

今、お台場はどういうイメージをもたれているのだろうか。
昔のお台場というと、埋立地に大きな工場やコンビナートが並んでいるようなイメージだったように思う。
少し経つと、観光客の誘致のためだろうか、大きなショッピングモールやイベントスペースなどが設けられた。
人によってこれらに対する感想は違うとは思うは、僕にとってはこの時点のお台場はまだ「ふらっと散歩に行く」という場所ではなかった。
新しくできた施設はいくつかあったものの点在していたし、だからと言って歩いていくには遠いところにあったというのも理由のひとつだ。

しかし、現在のお台場は以前よりもさらに施設が増え、どこかで何かしらやっているだろうという気がして、ぶらっと行っても誰でも楽しいことを見つけられるだろう雰囲気が出てきたように思う。
開発された都市が少しずつその機能を始めて、息づいてきたように感じる。
活きた町が好きな僕も、最近のお台場は少しずつ好きになってきている。

広いターゲット

お台場はデートスポットというイメージが強かったが、ファミリー層の誘致にも力を入れているのがダイバーシティに入っているショップからもわかるし、イベントスペースでは若いアイドルのような声優がイベントをやっていたりとサブカルにも対応しているようだ。
今は、そのような文化も、メジャーだといえるような状況ではあるが、さまざまな層をこの地域に集めることには成功しつつあるのではないか。

東京にはさまざまな顔がある。
お台場も変わりつつあるが、東京のいろいろな要素を集約しつつあるのかもしれないと、散歩をして見渡してみると、思うところがたくさんある。
いまのシーズンは夜景が綺麗なので、夕方辺りからぷらりと出かけてみることをお勧めする。