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環境省が管理する庭園

日本には世界に誇れる素晴らしい庭園が各地に存在しています。
東京都内でも自然溢れる素晴らしい庭園が存在していますが、政府機関である環境省が管轄している新宿御苑は特に素晴らしい景観を誇っていることで知られています。
都民だけでなく、多くの観光客も訪れている都会のオアシス的存在として親しまれています。

新宿御苑の歴史

元々新宿御苑があった場所は、高遠藩の内藤家が下屋敷を構えていた土地です。
明治12年に開設された新宿植物御苑は、当時宮内省が管轄していました。
太平洋戦争が集結した後には一般国民にも開放されることになって、庶民に親しまれる庭園になりました。
大正天皇や昭和天皇の大喪の礼つまり葬儀が行われた場所としても有名です。

見どころ

新宿御苑の魅力は日本庭園だけでなくイギリス式やフランス式の庭園技術を上手に組み合わせた形になっていることです。
イギリス式庭園は、芝生と大きな木の組み合わせが特徴的です。
新宿御苑のシンボル的存在として知られている大きなユリノキがそびえ立っている様子をご覧いただけます。
都会の真ん中でも自然溢れる開放的な雰囲気を楽しめることから、息抜きに訪れる方も多いです。

フランス式の庭園は左右対称にしてキレイに整えられています。
100種類以上で500本ものバラが咲き誇っている様子や、左右に植えられたプラタナスがたくさん並んでいる光景を楽しめます。
季節によって光景が変わることから、四季ごとに楽しめるようになっています。

日本庭園は池泉回遊式に作られています。
元々は鴨場として作られたものですが、現在の形に作り替えられました。
昭和天皇が皇太子だった頃、ご成婚記念として作られたのが旧御涼亭です。
台湾在住の日本人が送ったものなので、中国式の建物になっているのが特徴的です。
新宿御苑内を見渡すことができる高台に存在しているので、是非一度ご覧になってみてください。
季節によって梅や桜、楓などの木々が変化する様子を楽しむことができます。

イベント

季節に応じて様々なイベントを開催しています、
昭和天皇の誕生日で現在は昭和の日として祝日になっている4月29日には、毎年みどりフェスタが行われています。
無料開園されており、親子で楽しむことができる自然体験プログラムや物産販売なども行われています。
かわいい着ぐるみとの記念撮影もできてどなたでも楽しむことができる楽しいイベントになります。

毎年11月1から15日は菊花壇展が行われており、皇室ゆかりの菊の花を堪能できます。
様々な花が咲き誇る菊の花壇は、どなたの心も癒してくれる美しさを誇っています。
順路に沿って観覧することで美しさを堪能できるようにデザインされています。