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二つ目の新しい塔

東京スカイツリーと言えば、言わずと知れた新名所だ。
5月のオープン以来、いまだに多くの観光客が訪れていて、土日などは通路を歩くのも大変なほどだ。
この新名所が下町に立ったのは、周辺を散歩するのも楽しく、僕としては嬉しい。
昔ながらの狭い道を歩いていて、ふと目を上げた時に間近に迫る東京スカイツリーを見るのは圧巻だ。

はじめのうちは、スカイツリーの上に上がるのはチケットを入手するのも困難な倍率であったが、最近はぼちぼち、平日なのは当日券で気軽に上れるようになってきた。
平日の夕方以降などは、チケットの残数の案内放送なども行われているようなので、買い物のついでに空いてそうだったら上ってみるというのもアリになってきた。

東京にはもともと、東京タワーがあり、何度も行った場所でもあるから、同じようなものをイメージして上がってみたら、やはり違う。
真新しい展望台はとても広く、多くの人が楽しめるような作りになっている。
内装なども興味を引くものが多くあるが、何より一番目を奪われるのは、やはりそこから見える東京の景色だ。
かなりの上空なので、天気が悪いと雲がかぶって完全に真っ白になってしまい、まるですりガラスの中にいるようになるが、天気が良い日はかなり遠方まで見渡すことができる。

残念ながら富士山は、一年のうちで見えるシーズンがある程度限られてしまうが、東京を広く一望できるのは本当におもしろい。
どのくらいの高さかというのを表すのは難しいが、下を歩いている人を「人」として認識はできるものの「性別」はわからない程度、といえばイメージできるだろうか。

スカイツリーの中

スカイツリーの中には、東京タワーにもある、定番の「下を覗く窓」も床にあるが、太い鉄骨が生々しく見えるのも、高い場所に立っているという気持ちにさせてくれる。
正直にいえば、窓が広くてちょっと怖いくらいだ。
タワー内にはカフェやレストラン、土産物屋もあり、土日の人が集まる時には盛況で利用するにも並ぶことになるので、まだまだふらっと立ち寄る散歩コースになるまでには、時間がかかるかもしれない。

しかし、カフェやレストランにもそれぞれに特徴を持たせた商品などを置いていて、人の興味を引き付ける工夫が随所にされているのが見られ、楽しい。
カップルのデートコースとしてもいいが、新名所だけあって家族連れも多く見られるし、周辺の施設を考えたら、ファミリー向けのお散歩コースと言えるのかもしれない。
せっかくの東京の新名所、ぜひ一度は足を運んでみてほしい。