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学問成就におすすめ!

古い歴史を誇る神社で、学問の神様として昔から多くの人に崇められている菅原道真公を祀っていることで有名なのが湯島天神です。
伝承によると創建は458年だったとされていますが、菅原道真公を合祀した1355年が正式な創建だとされる説もあります。
いずれにしても長い歴史を誇る神社であることは間違いありません。
江戸時代になり徳川家康が江戸城に入った頃から徳川家を始めとした様々な文化人や学者などにも崇敬されていました。
江戸時代中期には庶民からも親しまれる存在になり、多くの人が参拝していました。
明治に入ると郷社になり、その後府社になっています。
この頃改築された社殿は老朽化のため、平成7年に再度造営されており、総檜作りで後年にも残るように工夫されています。

見どころ

湯島天神は学問の神様として有名な菅原道真公が祀られていることから、受験を控えている学生さんや修学旅行生が多く訪れています。
ただ参拝するだけでなく、さまざまな見どころもありますのでぜひお楽しみください。
春の訪れを感じさせてくれる梅まつりは、毎年2月上旬から3月上旬にかけて行われています。
湯島天神は昔から梅の名所として知られており、美しい花を咲かせる梅の木々が心を和ませてくれています。
まつりの期間中は40万人以上もの人が訪れていると言われています。
実施される内容はその年によって異なる場合もありますが、太鼓や神輿渡御、野点などがあります。
野点とはお茶会のことで、美しい梅の花が咲き乱れている木の下で優雅にお茶を楽しむことができます。

大祓神事は他の神社でも行われている事がある茅の輪神事です。
6月と12月の半年に一回行われる神事で、誰もがいつの間にか犯している様々な罪や汚れなどを取り除くために行われます。
大祓神事は昔から行われているもので、人々が災厄から逃れたいという気持ちがよく伝わるようです。
大祓神事では茅製のとても大きな輪の下をくぐることで災厄を祓うことができるとされています。
また、形代と呼ばれる人型に半年分の罪や汚れを移してお祓いをすることもできます。
どなたでも参列できる神事ですが、当日はどうしても参列できないという場合には、郵送などで事前に受付をしてもらうことができます。

1月25日には鷽(うそ)替え神事が行われています。
鷽は天神様に縁のある鳥とされており、人間が何気なくついている嘘にかけています。
天神様に嘘を真に替えてもらって幸運を招きたいとの願いを込めて、神棚にお供えをしていた木彫の鷽を新しい鷽に替えるという神事になっています。
この神事は江戸時代から行われていたとされており、現在でも多くの方が神事に参加しています。
なお、木彫の鷽は事前に予約などはできませんので、当日参加しなければいけません。