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同人誌の即売イベント

全国各地で様々な規模の同人誌即売会が実施されていますが、日本だけでなく世界的にも最大規模と誇ると言われているのがコミックマーケットです。
コミケやコミケットと略称で呼ばれる場合もあります。
コミックマーケットが初めて開催された1975年は700人ほどが参加していたイベントですが、年々参加者が増えて現在では55万人もの人が参加する大イベントに発展しています。
人によって色々な楽しみ方ができるイベント内容になっています。
毎年8月中旬と12月下旬の年2回開催されており、現在は江東区有明にある東京国際展示場で行われています。

この他にも5年に一回開催されるコミックマーケットスペシャルも好評を得ています。
スペシャルは水戸や沖縄など地方で開催される特徴があります。
2015年3月に開催予定になっているのは千葉の幕張メッセです。
マンガやアニメ、ゲームなどの日本が世界に誇るオタク文化が結集する大イベントとして世界からも注目されています。

参考:初めてのコミケ ~コミックマーケット初心者のためのQ&A~

参加者別の楽しみ方

コミックマーケットの参加者は年々増加傾向にありますが、それぞれの立場によって楽しみ方が異なります。
一般参加者の場合は同人誌などの販売物を購入するために参加しています。
広大な会場をくまなく回り切るのは非常に大変で、お目当てのサークルがどこに存在あるのかわからない場合もあるため、多くの方がカタログを購入します。
当日購入することもできますが、開催の1ヶ月前くらいには通販などで販売開始されるため事前に購入しておく方も多いです。
初めて参加する方は特にカタログを購入していた方が楽しみやすいとされています。

同人誌やグッズなどの販売を行なうために参加しているのがサークル参加者です。
サークル参加する場合は事前に申込みをしなければいけません。
希望者が殺到するため抽選が行われ、当選した方がサークル参加可能となります。
企業参加者として出版社や放送局、各企業スペースに参加する方もいます。
会場の準備などを行なう方はスタッフ参加者になりますが、特別なギャラを受け取っているものではなくボランティアとして活動します。
スタッフ参加者になるためには一定の条件を満たす必要があります。
他の参加者も楽しみにしている方が多いのはコスプレ参加者です。
当日に有料で登録を済ませた方が好みのコスプレをして楽しんでいます。

コミックマーケットの参加者は目的に応じて様々な楽しみ方をしていますが、一般参加者にとってはここでしか購入できない同人誌やグッズをお目当てにして集まる方が多いです。
サークル参加者の中には他では一切販売せずにコミックマーケットだけで販売すると頑ななポリシーを持っている方もいるほどです。