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飽きない施設

大人になっても、童心に返って楽しむことのできるスポットというのは、いくつかあると思うが、その中でも手軽に遊びに行けるもののひとつが水族館ではないだろうか。
混雑している日に来ると、確かにゆっくり見られないということもあるかもしれないが、自分のペースで見てまわることができるし、雨の日でもゆったりと過ごせるスポットなので、行きたいなと感じた日に何を気にするでもなく、ぶらりと訪れることができるのも、このような屋内の施設のメリットだといえるのではないだろうか。

つい先日も、しながわ水族館に行ってきた。
たまたま知人がチケットをもらったというので、久しぶりに訪れたのだが、いい意味で「変わっていない」ところと、すごく「進化している」ところがあった。
しながわ水族館というと、品川駅前のエプソンの水族館と混同されているケースも多いが、しながわ水族館の最寄り駅は、大森海岸駅だ。

駅から散歩がてら訪れるのに良い場所にある。
もちろん、子ども連れでも心配ない程度の距離なので、ファミリーで来ている人も多い。
ゴールデンウィークの谷間に行ったら、孫を連れた夫婦といった体の人たちがたくさん来ていて、一緒にイルカショーなどを見る時間を共有してなんだかこちらも温かい気持ちになった。

幼稚園の遠足らしい子どもたちもいて、あまり混雑もせずに静かな時間を過ごすことができた。
こじんまりとした感じのほのぼのとした水族館だが、散歩がてら見に行くにはちょうど良い規模だと思う。
定期的にショーが行われているのも楽しいし、アザラシが丸まって寝ているのを見たり、ひとでを触ったりしてみるのも楽しかった。

水族館の魅力

とくにすごいなと感じたのが、水族館が魚などに新しい芸を教えるのにとても努力しているということ。
水槽に入ってお姉さんが魚にエサなどをやりつつ、魚の紹介をしていた中で、魚に輪くぐりをさせて見せてくれたのだが、輪を魚たちに見せた時、魚たちの多くは怖がって近寄らなかったそうだ。
しかし、興味を持った2匹の魚がいたので、その2匹に輪くぐりを教え込んだという話を聞いた。

企業努力といえるのかもしれないが、このような新しいチャレンジを続けていくのは素晴らしいことだなと思ったし、とても興味深いことの多い一日だった。
しながわ水族館はレストランもあるし、船で日の出桟橋やお台場に出ることもできるので、都内でいつもとは変わったデートをしたいというカップルにも良いのではないだろうか。