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有名な場所へ

七福神めぐりと言えば、2012年に公開された東野圭吾原作の「麒麟の翼」で一躍有名な存在になりました。
「麒麟の翼」は、東野圭吾ミステリーのなかでも特に有名な「加賀恭一郎シリーズ」の中の一作で、東野圭吾自ら「シリーズ最高傑作」と言う呼び声も高いもの。

テレビドラマ化された「新参者」、後に特別ドラマとして制作された「赤い指」も好評でした。
その流れで映画化されたのが「麒麟の翼」です。
この「麒麟の翼」の中に出てくるのが「日本橋・七福神めぐり」。

映画が公開されてから、この「麒麟の翼」になぞらえて、東京七福神めぐりをすると言う人が増えているそう。
ここで、そんな「麒麟の翼にかかわる七福神めぐり」についてご紹介してみましょう。

まず、物語の最初に出てくるのがこちら。

「麒麟の翼」によると、もともと「麒麟」には翼がないそうです。
なのに、この麒麟に翼がついているのは、「すべての始まりである、この日本橋から飛び立っていくことができる様に」と言うことだとか。

何気なく設置されているものにも、きちんと意味があるのですね。
余談ですが、この麒麟像は「ALWAYS三丁目の夕日」にも出てくるそうです。

有名なパワースポット

そして、この映画に深い意味を持たせているのが「水天宮―弁財天」。
この映画には欠かせない場所ですね。
映画によれば、ここは「子宝祈願」だけでなく「水難」に関してもご加護があるとか。
東京では、パワースポットとしてかなりの人気があるそうです)

見ればわかりますが、本当に綺麗な神社。
映画では、この水天宮で加賀刑事が折り紙を買い求めていました。
映画には七福神めぐり自体が出てきますが、きちんとした形で出てきたのはここだけではなかったかな。
また、映画の中で出てきたお店もちゃんとあります。

例えば、事件被害者が購入しためがねケースを販売していたお店「ほおづき屋」。
ここは、じつは「日本橋ゆうま」と言う名前で営業をされている様です。
ドラマと現実で名前が異なるのですね。
また、ドラマの中で容疑者となり、死亡した青年が見つかった「浜町緑道」もちゃんとあります。

この「麒麟の翼ツアー」は、個人的に行う人が多いみたいで、ブログや動画で登場した場所を巡る様子を見ることが可能。
GOOブログ:東野圭吾「麒麟の翼」と日本橋七福神めぐり

このようなブログや動画を参考にしつつ、「麒麟の翼」ツアーをしながら、七福神について学んでみるのもいいのではないでしょうか。
そして、ぜひ「麒麟の翼」も観てみて下さい。
作者自身が「最高傑作」と言うだけあって、深く考えさせられるドラマになっています。