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映画の世界

下町の観光名所である、柴又帝釈天。
僕はここがけっこう好きで、よくぶらりと訪れている。
有名な観光地でもあるこの場所には、みなさんも一度くらい来たことがあるかもしれない。

柴又帝釈天といえば、やはり多くの人がイメージするのが「寅さん」だろう。
今ドキの子の中には、実際には見たことがないという人もいるかもしれないが、それでも「寅さん」のイメージだけはなんとなく知っているという人も少なくないはずだ。

柴又駅を出てすぐのところには、寅さんの銅像が立っている。
映画そのままのいでだちで、これからちょいと旅立とうとしているのか、それともひょっこり戻ってきたところなのか……小粋なポーズを決めている。

そこから仲見世までの間、少し歩くがここらへんにも昔ながらのお店が多い。
お正月などは特に露店や出店が増えるが、それ以外にも毎月開催されている「寅さんの日」にもそこそこの人出が見られるが、そのような観光客に向けてなのだろうか、平日でもけっこう開いているお店が多いのもありがたい。
小さな商店が連なる場所では、人の集まらない日にはお店を閉めている、シャッター商店街も残念ながらたくさんあるので、ぶらりとやってきても下町の味が堪能できるお店があるというのはありがたい話だと思う。

有名所

仲見世にはさまざまなものが売っているが、柴又帝釈天の仲見世で有名なのは、やはり飴切りだろうか。
飴屋さんができたての飴をリズムよく切り刻む様は一種のパフォーマンスであるが、これが伝統として続いているだけあってなかなか見物なのである。
さまざまな味の飴が売っているのを見るのも楽しい。

他に、仲見世の名物と言えば、定番すぎるほどの定番だが、やはり草団子ではないだろうか。濃い緑色のお団子にたっぷりのあんこが添えられている。
草団子を売っているお店はたくさんあるが、有名店などは行列していることも多い。
もちろん、人によって好みはさまざまだとは思うが、ランキングなどされているくらいに人気の商品などで、食べ比べて自分のごひいきのお店を見つけるのも楽しいかもしれない。

同じく定番だが美味しいのが、せんべいだ。
手焼きをしているのをその場で見られるお店もあるし、せんべいの味の種類も豊富だ。
一枚からでも買える手軽さも良いので、ぶらりと出かけた時にその時食べる分だけ焼き立てを買うというのも粋だと思う。

観光のメインである柴又帝釈天には、有料だが、別途チケットを購入すると入ってみることができる庭などもある。
文化的な価値も高く、ちょっと覗いてゆったりとした時間を過ごしたいという人にはオススメだ。
観光地だからといって、わざわざ人が多い時に行かなくても十分に楽しめる場所なので、時間のある時に気楽に覗いてみることをお勧めする。