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国を守るために尽力した方を祀る

現在の日本は世界的にも珍しいほど平和な国家を築いている国だとされています。
これまでに様々な困難を乗り越えながらも平和な国を築くことができたのは、先人の功績があったからです。
特に明治維新以降、何度も大きな戦争を乗り越えることができたのは、国を守るため、そして大事な家族を守るために自らの命を捧げてきたたくさんのご英霊のおかげだと言えます。
靖国神社の主祭神は、246万6千以上にものぼる護国の英霊です。
政府の要人が靖国神社を参拝する際に、たびたび国際問題に発展することもありますが、純粋に国を見守ってくれている英霊に対して感謝の念を抱いて参拝することが大切です。

参考:靖国神社

靖国神社の歴史

靖国神社は元々東京招魂社という名称でした。
東京招魂社は明治2年に明治天皇の意向を受けて建てられました。
当時は明治維新後の戊辰戦争により、新政府軍側と旧幕府軍側で争いが生じていた頃です。
戊辰戦争は明治2年に集結していますが、両軍合わせて約1万3千人以上もの人が亡くなったとされています。
靖国神社に祀られている御祭神は新政府軍側だけで、旧幕府軍側の戦死者は対象外になっています。
その後の西南戦争の戦死者についても政府軍側だけで、薩摩軍側については対象外とされています。
日清戦争や日露戦争、日中戦争などの国際的な戦争による戦死者も英霊として祀られており、最も多いのは太平洋戦争時の210万以上の戦死者が含まれています。

太平洋戦争後にGHQの占領下にあった中で、水面下では靖国神社を焼き払ってしまうという計画が持ち上がっていたそうです。
しかし、意見を求められたカトリック教の神父などが、国家のために亡くなった人を敬う信仰の自由を認めることが大事だという趣旨の意見を述べたことで、焼き払う計画を免れたと言われています。
こうして現在でもたくさんの英霊を祀っている靖国神社が無事に残されており、たくさんの参拝者が訪れています。

見どころ

靖国神社では様々な祭事が行われています。
元旦には国と国民の平安を祈る祭事として新年祭が行われます。
新年祭ではお神酒や甘酒などがふるまわれており、寒い中訪れる参拝者の体を温めてくれます。
新春弓始めや奉納芸能なども行われています。

今や、東京で夏の風物詩として注目されているのがみたままつりです。
3万以上もの様々な大きさの提灯が幻想的な灯りで彩り、英霊をお慰めするための奉納行事が行われています。
たくさんの夜店が並んでおり、年齢を問わずに楽しんでいただける祭事として知られています。
毎年30万人以上もの人が訪れている、東京都内でも大きな行事になります。
なお、献灯についてはどなたでも申し込みをすることができるようになっています。